イスラエル ヘルスケアスタートアップ資金調達情報・2018年5月編

 

内視鏡開発の3NT Medicalが1500万ドルの資金調達【Globes-Israel Business Arena

内視鏡を開発している3NT MedicalがラウンドCで1500万ドル資金調達した。リードインベスターは日本の光学機器・ガラスメーカーのHOYA。3NT Medicalは主にENT(ear, nose, and throat)に関わる手術を行う際に必要な内視鏡システムSinuswayを開発しており、今回で得た資金は、使い捨て内視鏡と治療デバイスの開発、そしてSinuswayプラットフォームの欧米圏での商業化を目指すために使用される。同社は、過去にLongTec China Venturesやエンジェル投資家から資金調達を行っている。HOYAにとっては今回が初めてのイスラエル企業に対す投資案件である。

原文:Israeli ENT Endoscopy co 3NT Medical raises $15m

 

Ferring Pharmaceuticalsがイスラエルの子会社Bio-Technology Generalへ出資【Globes-Israel Business Arena

スイスのFerring Pharmaceuticalsはバイオテックに関するプロダクトの生産拡大のため、イスラエルにある子会社のBio-Technology General (BTG)へ1500万ドルの出資をした。今後3年間のうちに、テルアビブの南部のthe Be’er Tuvia industrial parkにあるBTGの設備での新たな生産ラインの設置と技術開発を行っていく予定。これらの新規技術・プロダクトは生殖医療やRekovelle(Ferringの最新ホルモン剤)のような女性の健康に関する治療に役立てていく。

原文:Ferring invests $15m in Israeli unit Bio-Technology General

 

イスラエルのライフサイエンス領域での投資額が増加【Globes-Israel Business Arena

2017年のイスラエルライフサイエンス領域と言えば、TEVA の従業員大量解雇が記憶に新しい。本件がイスラエルの本業界においてはトラウマな出来事になったのは間違いないが、Israel Advanced Technology Industries (IATI)とPwC Israelが発表したレポートによると業界自体が示す従事者や学生や会社の数、投資額、政府支援などのデータはいい傾向を示しているようだ。

TEVAを含むライフサイエンスに従事する人はイスラエルの全被雇用者の2%を占め、増加の傾向にある。これはヘルスケア領域のデジタルヘルス企業が増加したことによるものだと考えられる。イスラエルでは現在、1,450社のライフサイエンススタートアップがしのぎを削っており、5年前と比較すると800-900社も増加している。投資の点では、2017年に合計12億ドルの投資が行われた。これは2016年の40%増、10年前と比較すると400%増加していることになる。また、ライフサイエンス関連の専攻をしている学生数も17,240名と去年より6%増加しており今後も盛んな分野になっていくことは間違いない。

原文:Life science investment in Israel soars