IBEX社によるAI病理診断ツールが病理医をアシスタント

*この記事は The Jerusalem Post の記事を日本語に翻訳して作成しています。

Ibex Medical Analyticsは、がん診断ツール開発の先駆企業で、現在AI技術を駆使してがん診断に取り組んでいる。

がんの診断ではよく、病理組織学検査といって、患者の病変部位と疑われる組織を一部取ってきてそれを標本にし顕微鏡で見て細胞レベルで観察し、がん細胞があるかないかを病理医が見るという検査を行うが、最近はその標本をスキャンしデジタル化することが普通になってきている。

そんな中、Ibexは、テクノロジーの経験と有効性を高め改善することを目指し、プロセスの一部でAIを使用することで、さらに一歩前進したのだ。同社は、デジタル病理診断の利点を認めながら、人的要因がまだ残っていて誤診を引き起こす可能性があることにも気付いた。

そして、Ibexが開発に成功したAIシステムは、Ibex Second Read™(SR)システムと呼ばれ、まずデジタルスライドと各病理レポートの概要が送られてくると、システムは独自の自動診断を実行し、病理学レポートの結果と比較する。不一致を検出すると、関連するスライドで警告をし、病理医が2回目のレビューをするように送信される。

SRシステムの効率性は、2018年3月に展開された最初の週に実証された。数日以内に、良性前立腺過形成と誤診された55歳の人の誤診を検知し、診断を悪性に修正することができたのだ。

多くの人が、AIをさまざまな業界に導入することが、人間の関与に取って代わるか、最小限に抑えられると懸念を示している。ただし、検出された不一致はレビューのために送り返されるため、病理医はSRシステムを引き続き担当することになる。そのようなシステムの使用は、イスラエルおよび世界中の他の国の病理医の不足に照らして効率を維持するのに必要な助けとなる。最も重要なことは、AIは人為的ミスの不可避性に対処する非常にもっともらしい手段として機能することである。

*The Jerusalem Postの原文を読む。