イスラエル ヘルスケアスタートアップ資金調達情報・2019年11月

プライベート・エクイティファンドのXIOが10億ドル以上でLumenisを売却【Globes Israel’s Business Area】

プライベートエクイティファンドのXIOのポートフォリオ企業であるイスラエルの美容関連機器会社Lumenisが、 10億ドル以上の評価額でBaring Private Equity Asia(BPEA)に売却されることが決定した。XIOは2015年に5億2000万ドルの評価額でLumenisを買収した。その後LumenisはNasdaqに上場し、その主要株主はViola VenturesOfer Brothers Groupだった。 XIOの狙いは、同社が買収した時の2倍の評価額でLumenisを売却することだったとされており、同社はまさにそれを達成した。

イスラエルで長く存在し続けている企業の1つであるLumenisは、医療用の光エネルギーを用いたのデバイスを開発し販売している。 同社には3つの部門あり、エステティックトリートメントと 眼科手術、レーザー手術の3部門。 

CEOのTzipi Ozer-Armon氏によれば、BPEAの投資は、Lumenisとグローバル組織全体の業績に対する多大な信頼の証になる 。 また、近年、同社は業界を再定義し、新しい市場セグメントを開拓し、複数の画期的な技術ソリューションの開発および導入を行ったと述べている。

<Lumenis社の製品紹介>

原文: XIO sells Lumenis at over $1b valuation


Diagnostic Roboticsが2,400万ドルを調達【Globes Israel’s Business Area】

AIの専門家であるKira Radinsky博士、ロボットの専門家であるMoshe Shoham教授、およびCEOのJonathan Amir氏によって設立されたDiagnostic Roboticsが2400万ドルを調達した。

今回の投資ラウンドに参加した投資家には、デジタルヘルス分野の投資家と医療機器セクターの投資家が含まれている。参加した投資家や投資ファンドは、Accelmed group、 Mivtach Shamir、 Maverick Ventures IsraelAlpha CapitalXPRIZE Foundation、 Cedars-Sinaiメディカルセンターを運営するMark Siegel氏などが挙げられる。

同社は病院における負荷管理、例えば患者の待ち時間の短縮を目的としたソリューションを提供している。同社の目的は、システムで行われるすべての行動から継続的に収集される情報を使用して負荷を事前に予測し、病院が負荷を緩和できる、または管理するための事前準備を可能にする。 最初の段階では、システムは緊急治療室に設置され、その主な機能は、医師が患者の優先順位を割り当て、その患者に対して適当な医療診断の決定を支援する。 同システムは、将来的に病院全体の管理にまで拡張される予定であり、患者が病院に訪れなくても診断が受けられるなど、他のソリューションに導くことも含まれている。

原文: Digital health co Diagnostic Robotics raises $24m


4Dセンサー企業Vayyarが1億900万ドルを調達【Globes Israel’s Business Area】

4D画像の生成やセンサーを開発するVayyar Imagingが、1億900万ドルの資金調達ラウンドを完了したと発表した。 KochグループのKoch Disruptive Technologies(KDT)が同ラウンドをリードし、Regal Four Family investment firmと過去の投資ラウンドに参加したWalden Riverwood VenturesBattery VenturesBessemer Venture Partnersが同ラウンドに参加しました。 今回の投資ラウンドにより、同社の資金調達額の合計は1億8,800万ドルになる。

同社は、乳がんの画像診断をより安価で、かつ効果的で痛みのない診断を可能にする製品の開発を行っている。 この目的のために、診断されるものとその中に含まれる素材の画像を生成できるセンサーが内蔵されたチップを開発した。デバイスは現在試験中。 同社は、長年にわたってますます多様化しており、イメージング、モニタリング、センサー、医療診断の4つの分野において現在活動している。

<Vayyar社のアラートシステム>

原文: “See through” 4D sensor company Vayyar raises $109m


アストラゼネカとJVPがイスラエルのデジタルヘルス分野に対する投資を促進 【nocamels】

エルサレムに本拠地を置くJerusalem Venture Partnersアストラゼネカが提携協定を結び、イスラエルのデジタルヘルス分野において投資を行うことを発表した。

Peres Center for Peace and Innovationでセレモニーが開催され、アストラゼネカがイスラエルのデジタルヘルス分野に正式に参入する形となる、BeyondBioという名の新しい投資プログラムの立ち上げを発表した。 同イベントにはイスラエルの医療および製薬分野をリードする、約300人の参加者が出席した。

同プログラムの立ち上げは、6か月前にアストラゼネカとイスラエルイノベーションオーソリティによって署名されたイスラエルへの投資に関する覚書(MOU)の一部として開始された。アストラゼネカによるイスラエルへの最初の投資は約280万ドルと推定されている。同プログラムの主力プロジェクトである「PLAY BeyondBio」は、デジタルヘルス分野のスタートアップが成長し、デジタルヘルス業界の課題に対する画期的なソリューションを発見し開発することを促進する。このプロジェクトは、アストラゼネカと JVPだけでなく、 Maccabitech Healthcare Research and Innovation InstituteMorris Kahn氏、 Microsoft、Israel National Initiative AssociationとSagol Fund が協力して行う戦略的パートナーシップだ。

JVPによれば、同プロジェクトにより地元の新興企業は、ガイダンスやメンタリング、データベースへのアクセス、専門的なトレーニングなどの幅広いサポートを得ることができるようになる。

原文: British Pharma Firm AstraZeneca, JVP Corporate on Digital Health Investment In Israel


医療機器開発を行うXACT Robotics社が3,600万ドルを調達【Globes Israel’s Business Area】

イスラエルの医療機器会社XACT Roboticsは、3600万ドルの資金を調達した。 同社は、今回の資金調達で獲得した資金を使用して、FDAの承認とCEマークを取得したXACTロボットシステムの商用化、および継続的な開発活動を支援する予定だと述べている。 XACT RoboticsはHarel Gadot氏が運営するMEDX Ventures Groupの一部であり、Yossi Bornstein氏が運営するShizim acceleratorを卒業した。

同社は、体内の医療機器を遠隔で操縦することができるロボットシステムを開発している。 その技術は生体組織検査や内臓への薬物の注入、手術における切除のように、身体の奥深くの正確な箇所に医療処置を施す必要がある様々な種類の処置法に適している。患者の手のひらサイズのロボットで構成されたこの技術は、CTや超音波診断法などの様々な画像診断機器からの画像を使用して、身体の適切な場所に器具を誘導することが可能になり、事実的にはロボットが医療機器を動かすことになる。

<XACT Robotics社の製品を使用した時の様子>

原文: Medical device co XACT Robotics raises $36m