アルツハイマーを早期発見するチャットボット

*この記事はISRAEL21c-Uncovering Israel の記事を日本語に翻訳して作成しています。

エルサレムのハダッサヘブライ大学医療センターの神経精神医学研究室の所長 Shahar Arzy氏のチームがアルツハイマーの早期所見を探し出すコンピュータベースのシステムを開発した。

Claraというこのシステムは、患者に自身や人間関係、場所、出来事について質問をするAIベースのチャットボットである。質問の後、超早期にアルツハイマーが診断できる個別のコンピュータテストを作り出すためにベースラインと先ほどの質問への回答を機械学習を用いて比較する。

Arzy氏のチームは、Proceedings of the National Academy of Sciences とAmerican Psychological AssociationのジャーナルNeuropsychologyにClaraによる診断精度が95%であったという結果を報告している。

アルツハイマー病は早期に、人が外の世界とどのように関係するかを決定する脳の “orientation system”に影響を与えており、Claraはそれを測ることができる質問を用いている。記憶力に関する質問はしばしば他でも用いられているが、orientation と記憶力の両方が低下しているときにはもうアルツハイマーが進行してしまっていることが多い。

早期に診断することがアルツハイマーの薬物治療の効果を劇的に増加させることにつながるのだ。

現在、ハーバード大学での5年間の試験の2年目にあたり、システムによって生成されたデータと、アミロイドPETスキャン、MRI、およびその他の神経心理学的テストによって取得されたアルツハイマーのデータを比較している。 また、テルアビブのアスタメディカルセンターは、過去1年間でPETとfMRIを組み合わせてClaraに関する独自の研究を実施している。

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