低コストかつ大量生産可能な人工呼吸器 AmboVent

*この記事はNoCamels.comの記事を日本語に翻訳して作成しています。

 

世界的に重症コロナウイルス患者を助ける装置である人工呼吸器が不足している中で、空軍の電子機器専門家、ロボット工学専門家、医療専門家で構成されたイスラエルのチームが革新的なハックを考案した。なんとこの技術により世界中で人工呼吸器を迅速かつ低コストで生産することができる。

 

今回開発されたAmboVent-1690-108と呼ばれる換気システムは、Ambu Bagとして知られるバッグバルブマスクに基づいており、手動の人工呼吸器で、呼吸停止もしくは正しく呼吸していない患者に陽圧換気ができる。モーター、マイクロプロセッサー開発ボード、および人工呼吸器に手動で接続し、それをアクティブ化して自動ボリューム制御換気(VCV)を行う電子回路で構成されている。これにより、供給される空気の量を制御することができる。

 

またコストも従来の人工呼吸器が約4万ドルであったのに対して、約500~1000ドルで抑えられる。

 

このプロジェクトは、イスラエル空軍部隊108のイノベーションリーダーであるMaj. David Alkaher博士が主導している。その他、イスラエル航空宇宙産業(IAI)、FIRST Israel、高校生のためのテクニオン主導のロボット競技、テルアビブ・ソウラスキー医療センター、エルサレムのハダッサ病院に焦点を当てた、マイクロソフトイスラエルガレージプログラムであるMagen David Adom(MDA)を含む40以上のパートナーと共同で開発された。

 

AmboVentは、イギリスの医療機器規制局が定める‘パンデミック時に臨床的に使用できる許容可能な人工呼吸器’の基準を満たしているというが、まだ臨床試験が行われておらず今後評価されていく予定で豚に対する試験がハダッサ病院で始まる。(ただ現在の状況が考慮されプロセスは短縮されるだろう。)

 

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