バイアグラのライバルとなりうる勃起不全治療デバイス・Vertica

日本内のみで推計1,130万人、40歳以上の男性の3人に1人が該当するといわれているED(勃起不全)。現在ではPfizerのバイアグラやジェネリックのレビトラ、シアリスが治療に使用されて久しいが、イスラエルのOhh Medは、そんなEDに新たな治療法を提案する。

勃起するためには、血液がペニスの静脈(陰茎海綿体)に流れ込み、逃げないようにする必要がある。コラーゲンとエラスチンよりできている白膜が海綿体の表面を包んでおり、海綿体に入った血液が外に漏れるのを防いでいる。しかし、23~24歳から年々コラーゲンの働きが失われていくとされている。

ED治療薬は血管を弛緩させ大量の血液がペニスに流れ込みませることで、75%の男性に有効である。一方で、白膜の働きが弱い人には、血液が流入してもあまり効果がない上、血圧や糖尿病などの理由で誰もが服用できるわけではない。また、医療機関で医師より処方してもらわないといけない点や服用のタイミングに留意する必要があるという手間がかかる。

泌尿器科医によって開発された、Ohh Medが開発したデバイス Verticaは、いわば”勃起のためのトレーニング機器”である。Verticaは先駆的な高周波技術により、ペニスの外皮層を傷つけずに白膜や陰茎海綿体(陰茎勃起組織)を温めることで、コラーゲン生成を促進し、実質的にコラーゲン年齢を数年分戻すことが可能になる。それにより、バイアグラなどで効果を感じられないもしくは満足していない患者への代替治療法になりうる。

イスラエルのHaifaにあるRambam Hospitalで行われた30人の患者を対象に行った試験では、初めの1カ月間は週3回、その後は1カ月間は週1〜2回治療を行った結果、患者の89%が効果を実感し、6ヶ月間維持されたことが確認された。

次の段階として、FDA(米国食品医薬品局)のもとで、対照群を設けたフロリダでの大規模な試験を行う予定だ。イスラエルでは、本デバイスは医療機器として処方箋なしで販売することがすでに承認されており、発売は2月を予定している。

 

*この記事はGlobesの記事を日本語に翻訳して作成しています。