敗血症のリスク診断をするテルアビブ大学のAI技術

テルアビブ大学医学部・Noam Shomron教授の研究室で開発された新しい人工知能技術により、世界的な罹患率と死亡率の主要原因の一つである血液感染による疾病の危険性がある患者を特定することが可能になるかもしれない。

研究者らはAIプログラムを訓練し、2014年から2020年の間に血液感染症の陽性が確認されたTel Aviv Sourasky Medical Centerの患者約8,000人の人口統計データ、血液検査結果、病歴、診断が含まれた電子カルテデータを調査した結果、血液感染症が疑われる患者を特定することが可能だったことが示された。結果によると、このAIプログラムは82%の精度でリスクファクターを自動的に特定をした。

通常、血液循環器系は無菌状態だが、手術中や肺炎、髄膜炎などの他の感染症の合併症として、感染症が発生することがある。血液感染に対する体の免疫反応は、敗血症やショックを引き起こし、臓器不全や死に至ることもある危険な状態だ。この問題に対して、この技術がリスクのある患者の早期特定に大きな変化をもたらし、病院のコスト削減に役立つ日は近いかもしれない。

この研究結果は、Shomron教授のゲノム研究所と同医療センターのチームによって、雑誌『Scientific Reports』に発表されている。

 

*この記事はISRAEL 21cの記事を日本語に翻訳して作成しています。