イスラエルスタートアップCorNeat Visionが革新的な人工角膜を開発

*本記事はISRAEL21cによって作成されたものを日本語に翻訳しています。

CorNeat Visionは角膜の疾患で盲目になった人が視力を取り戻せるように同社のナノテクノロジーによる人工角膜を開発中

イスラエル中部にあるRa’ananaに拠点をおくアーリーステージの眼科用のメディカルデバイススタートアップであるCorNeat VisionのナノテクベースのプロダクトCorNeat KProは、高度な細胞工学を利用して人工光学レンズを眼組織内に統合した人工角膜。

動物の初期検査が成功した後、同社は来年中旬にイスラエルにおける臨床移植に移り、米国でも20〜60人の患者を対象にしたより大きな臨床試験を開始する予定。

世界保健機関(WHO)によると、角膜の病気は白​​内障に次ぐ世界第2位の失明原因。 3,000万人もの人々が罹患しており、毎年約200万人の新たな症例がある病気。それにも関わらず、角膜移植などの治療は20万回程度しか世界的に実施されておらず、効率的で、長期的にケアでき、かつ低コストな角膜の病理および失明への解決策の創出が急務とされている。

 

角膜へのインプラントデバイス

インプラントの形式をとるCorNeat KProは、細胞増殖を刺激するナノスケールの化学工学を用いて製造される。

従来のデバイスとは異なり、CorNeatのインプラントは、光学レンズを患者さんの角膜を除去せず直接埋め込むことで線維芽細胞が豊富な結膜の下にある空間を活用でき、迅速に治癒し、長期間にわたる癒着を可能にする。外科手術はわずか30分で完了し、数百万人の患者へ効率的な治療法を提供できると同社は考えている。

 

始まりはマウンテンバイク旅行でのある発明家との出会い

CEO兼R&D VPのAley-Razはバイオメトリック音声認証技術のスペシャリストであり、Persay(声による生体認証技術企業)の元CEO。同社は2010年にNuance Communications に売却された。Ale-Razによれば、同社によるビジネスはNuanceに年間1億ドル以上の収入をもたらしているという。Aley-Razは、人の目に関わるこのような大きな問題が未だ適切に対処されていなかったことにショックを受け、2年前に私費でCorNeatを設立。

「この小型デバイスの中に化学、生物学、物理学といった非常に多くの異なる分野が結集しています。我々は非常にポジティブなフィードバックを受けている 」と彼は言う。

「CorNeat KProの革新的なアプローチは、チームの遂行能力と相まって、最終的に世界的な角膜の失明の課題に取り組むユニークな機会をもたらします」と、CorNeat Vision科学顧問のメンバーであるMeir Medical Centerの眼科外来のEhud Assia教授は言う。

他の顧問メンバーには、カナダのトロント大学の角膜専門外科医の一人であるDavid Rootman教授、フランスのBichat病院のRothschild Ophthalmic Foundation研究センターの一流角膜外科医であるEric Gabison教授などの顔ぶれが揃う。

 

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