ヘルスケアVC・aMoonが2億ドルの第2号ファンドを立ち上げ【Globes-Israel Business Arena】
ヘルスケア・ライフサイエンス特化型ベンチャーキャピタルaMoonは第2号ファンド・aMoon 2の立ち上げ、ファーストクローズとして2億ドルを集めたことを発表した。今回の2号ファンドは総額5億ドルになる予定。
aMoonは2017年にファウンダーのMarius Nacht氏によって第1号ファンド・aMoon 1を組成された。Marius Nacht氏は Check Point Software Technologies Ltd. (Nasdaq: CHKP)のファウンダーで現在取締役を務め、持ち株を売却した事でaMoonのファンド立ち上げに繋がった。1号ファンドの投資先企業は16社、ファンド総額は1.2億ドルとなった。第1号ファンドではアーリーとレイターステージのスタートアップに投資された。前者では、健康的な血糖値を維持するためにパーソナライズ化された栄養情報をレコメンドしてくれるサービスDayTwo、後者では全シーズン、型のインフルエンザに対応するワクチンを研究開発しているBiondVaxなどに投資された。
今回組成されたaMoon 2はレイターステージのスタートアップに集中的に投資していく計画。既に数件の投資が始まっており、軟骨を再生させるインプラントを開発CartiHeal、ガンのターゲット療法を研究開発Ayala Pharmaceutical、ガンなどの疾病に対する抗体を開発しているBiolojic Designへの投資が決まっている。
原文:aMoon raises $200m for second healthtech fund
心不全デバイスを開発のV-Waveが臨床実験のため7000万ドル資金調達【Globes-Israel Business Arena】
重度の拡張性心不全を治療するための左心房の圧力をコントロールする低侵襲埋め込み型シャントデバイスを開発しているV-WaveがシリーズCで7000万ドルを資金調達したことを発表した。リードインベスターのDeerfield Managementを始めとするヘルスケア系ファンドEndeavour Vision、Quark Venture、Aperture Venture Partnersが今回のラウンドで初めて同社に投資した。また、以前のラウンドで投資していたJohnson & Johnson Innovation (JJDC Inc.)、Edwards Lifesciences、Pontifax、Pura Vida Investments、TriVentures、BioStar Ventures、Israel Secondary Fundは本ラウンドでも名を連ねる。
FDAからIDEに着手する承認を受けたことで、V-Waveは今後のプロダクトのローンチをグローバル化し、クラスIIIまたは外来性クラスIV症状を有する心不全患者における本デバイスによる治療法の安全性と有効性を評価するthe RELIEVE-HF studyを開始させることも発表している。慢性心不全は世界中で2600万以上の人が罹患しており、入退院の繰り返しやQOLの低下や寿命の短縮の要因ともなっている。
原文:Israeli co V-Wave raises $70m for heart failure device trial
イスラエルスタートアップ、2018年4月の調達額は4億ドルに【Globes-Israel Business Arena】
イスラエル経済紙のGlobesによれば、同国のスタートアップが2018年4月に調達した資金の総額は4億ドルになったという。イスラエルベンチャーの第1期を終えた際の合計調達額は10億ドルと見積もられており4月度を追加した時点では、2017年通年の52億4000万ドルを下回るペースで推移している。4月度最大の資金調達は前項のV-Wave。
原文:Israeli startups raised nearly $400m in April