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イスラエルのスタートアップがワイヤレス心臓モニターインプラントの「ヒト」での最初の試験を開始

*この記事は NoCamel.com の記事を日本語に翻訳して作成しています。

心不全を発見するため左心房を監視する小型のインプラント機器を開発した、イスラエルの Vectorious Medical Technologies は、新たな臨床試験の一部として初の “ヒト”での埋め込みを行った。

Vectoriousは、V-Lapインプラント圧センサーを開発した。これは、世界で初めて体内の深部から通信して左心房圧(LAP)を測定することができる、ワイヤレス、バッテリーレスのデジタルデバイスである。

ドイツのフランクフルトにあるCardioVascular Centerの所長であるSievert氏は、「この技術によって、我々が重度の心不全患者を管理する方法は確実に変わるだろう。これは左心の圧力を明確に測定することを可能にする初のデバイスであり、クラウドを土台としているので継続的かつ遠隔から心房圧を測定したり、投薬量や治療、その他のQOLを管理したりしながら、必要に応じて患者のデータにアクセスすることができる。」と述べる。

CEO兼共同創立者の Oren Goldstein氏は、「Vector-HF試験での最初の患者への埋め込みは、心不全患者のための最適な管理を可能にするという私たちの目標に近づく大きな成果である。これは慢性心疾患治療の将来を改善することを期待する非常に高度な技術である。」と述べる。

2018年3月、Vectoriousは、ボストンを拠点とするBroadview Venturesと中国のGEOCを中心としたシリーズBの資金調達ラウンドで、イスラエルを拠点とする投資家の参加により、950万ドルを調達した。また2017年、Vectoriousは、Israel Innovation Authorityが中国科学技術省との協力で主催したイベントである、毎年恒例の Israeli roadshowで中国市場に技術を紹介することで選出された15のイスラエルスタートアップのうちの1つとなった。

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