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スマートデバイスで医療大麻の未来を見据えるイスラエル7社

Kassi

Ido Havilio氏が創立した大麻スタートアップのGo On Greenが最近、医療大麻の消費量を追跡し、植物の鮮度と効力を維持するためのIoTコネクティビティで構築された医療用短期および長期保管ハブソリューションであるKassiを立ち上げた。このソリューションは、医療用大麻の消費、管理および保管を21世紀に導くことを目的としていて、複数の機能を1つのデバイスに統合することによって実現する。

デバイスのセンサーは、温度と湿度のレベルに関するリアルタイムのデータを使用者のモバイルアプリに直接配信する。 デバイスに統合されているのは、必要に応じて湿度レベルを調整、最適化する双方向湿度パックだが、内蔵スマートスケールは、Kassi内の数量が変わるたびにユーザーに通知もする。

CannabiDose

Kfar Sabaを拠点とするCannabiDoseは、2つの医療大麻関係の機器を開発した。その2つのうち、CannaDoseは、喘息の吸入器に似ていて制御された正確な用量を提供するポケットサイズの装置で、そしてCannaMist Sportはプロのスポーツ選手のための測定された細かい霧で制御された用量の大麻類を提供するというものだ。

Seedo

イスラエル企業のEroll Grow Tech によって開発された Seedo は初の医療大麻完全自動栽培機器である。独立して栽培器を稼働させるスマートフォンアプリを通じたアルゴリズムと管理によって使用される冷蔵庫に形状の似た機器である。この機器はヒトの介入なしに種から約90日で大麻を栽培することができる。同社によると販売前段階で3500を超える注文が来ているという。2018年9月に同社は、がんに対する個別化大麻療法の開発に取り組むアメリカとイスラエルの企業 Cannabics Pharmaceuticals から200万ドルの資金を調達していて、この2社は協定を組んでいる。

Syqe Medical

Syqe Medicalは、患者に正確な投与量を提供する医療大麻のポケットサイズの吸入器を開発した。医師から遠隔投与することもできるという。この吸入器は、選択的な100マイクログラムの投与精度、リアルタイムの熱と流量制御装置、肺との連携、および医師や研究者、医療機関に役立つ無線接続を利用している。 同社はこれまでに3200万ドルを調達している。さらに、Syqeの吸入器は、保健省の承認を得てHaifaのRambam病院で1年以上使用されており、標準的な医療として大麻を処方する世界初の病院となっている。 Syqe Medicalは最近、保健省からGood Manufacturing process(GMP)の承認も受けている。Globesの報告によると、同社は現在、薬局を通じて製品をまもなく販売し始めることを望んでいる。

GemmaCert

バイオテクノロジー企業Gemmacertは、つぼみの有効成分含有量と大麻類レベルをテストするために使用されるホームキットを開発した。 この装置により、栽培者、薬局、研究室、および家庭の使用者は、実験室でのテストに頼ることなく、限りない量の花の組成および効力をテストおよび検証することができ、その後、測定値は独自のスマートフォンアプリに伝達される。

HiGrade

HiGradeが開発した植物検査機器は、機械学習技術を使用することで、使用者がスマートフォンで植物の品質、傷み、その他の重要な状態をすばやく識別することができる。患者は植物の写真を撮り、それがHiGradeの特許出願中のアルゴリズムによって分析され、植物の状態(健康、品質、効力)が検出され、スマートフォンが “強力な顕微鏡”になるという。

VapePod

医療大麻の抽出と蒸発の臨床ソリューションを提供する研究開発会社である Kanabo Research は、独自の蒸発器、大麻抽出物と製剤の医療吸入器VapePodを開発した。VapePodのCCELL技術は、加熱コイルをセラミックコア内に360度埋め込んで、均一な加熱と抽出物と配合物の安定した性能を確実にする。 このソフトウェアは、同社の医療用大麻エキス配合と相乗的に機能する。

*NoCamels.com の原文を読む。