IoT・センサー

イスラエルのEarlySense社がケニアの乳児死亡率改善に取り組む

*この記事は NoCamels.comの記事を日本語に翻訳して作成しています。

EarlySenseの非接触型圧電性センサーは、乳児の呼吸数、心拍数や様々な動きを測定し、また乳児に触れることなく胸郭の動きや心収縮などもモニタリングすることができる。この技術により乳児死亡率が高い地域での改善に取り組んでいる。

同社は、この機器の正確性を証明する試験をしようとしていて、その後、Pumwani Maternity Hospital(ケニア)にて実際に運用し、この技術を認めてもらうことを期待している。

もし成功すれば、EarlySenseは、他の低中所得国でもこの機器が購入可能になり使用できるという宣伝の段階に入ることを考えている。

2004年に創設されて以来、同社は医師たちが100万人以上の患者を管理するのに力を貸してきた。彼らの非接触型センサーは、複雑な有線機器を必要とせず、医師の時間を節約し機能している。

従来の方法では患者のバイタルサイン6時間ごとに測定されていたが、この技術により毎分100回測定することが可能になった。細かい測定により、その患者の個別の基準が分かる貴重で豊富なデータを出すことが‘でき、ごく小さな初期異常も発見することができるという。

EarlySenseの共同創設者兼CEOであるHalperin氏は、「人口が高齢化するにつれて、私たちの社会が直面している重要な課題の1つは、患者、その家族、そして愛する人たちに、可能な限り彼らの家庭環境で彼らの世話をする力を与えることです。特に慢性の心臓や呼吸器疾患などの症状を抱えている人を自宅で療養させたい場合は、それらを効果的かつ正確に監視し、入院が必要になる前に介入が必要な時期を検出できるようにする必要があります。」と述べている。

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