JETRO Tel Avivは11月25~28日、イスラエルの実態を確認し、新たなビジネスの創出を目的とした同国では初のデジタルヘルス分野に特化したミッション派遣を行った。今回弊社JIW Syncとして、デジタルヘルスカンファレンスDigital. Health. Now. のご案内、イスラエルスタートアップのご紹介のサポートをさせていただいた。
ジェトロ、初のデジタルヘルス分野のミッション派遣
(イスラエル)
2019年11月27日にイスラエルで開催されたDigital. Health. Now.は、イスラエルにおけるデジタルヘルス・エコシステムのスタートアップ、起業家、大手のハイテク企業、医療機関関係者、政府関係者、投資家、ベンチャーキャピタルやアカデミアを含むステークホルダーを対象にしたイベントで、ハンズオンの実践的なプログラムも用意される中、ハイテク技術を持ち合わせた企業とイスラエルのローカル人材、および世界から集まるのメディカル分野に興味を持つ人材が一同に集まり、交流を深めることができるイベントだ。本イベントは、昨年に引き続き2回目の開催となっている。
今回のイベントでは、弊社は訪問された日本企業の方を対象にイベント内ツアーを行い、イスラエルのスタートアップが展示を行うブースを巡り、彼らの革新的なプロダクトについてご紹介した。
350社のハイテク企業とスタートアップが参加し、加えて1500人もの来場者が集結した会場は大いに盛り上がりを見せていた。プログラムの中には、キーノートスピーチやパネルディスカッションも行われ、スタートアップの展示ブース以外にも様々なイベントが随時開催されていた。今回のツアーで紹介したスタートアップと日本企業の方々での間では、展示されていたプロダクトの説明やデモンストレーションを受けるだけでなく、質問が飛び交う熱い議論も行われ、双方で有意義な時間だったのではないかと感じている。
本イベントに設けられたスタートアップの展示ブースは40個を超えており、ヘルスケア分野における、イスラエルの革新的な技術を目の当たりにできるイベントであった。プロダクトに用いられている技術は、AIや3Dイメージの作成、ソフトウェアからハードウェアに至るまで様々で、多種多様なスタートアップの展示が会場を沸かせていた。
例えば,HeroKiは肝臓移植後の新しい肝臓を健康に保つためのウェアラブル製品を開発しているスタートアップで、移植された肝臓が元の腎臓の場所に移植されていないという異所性の課題によって引き起こされる新しい肝臓への損傷を防ぐソリューションを提供している。
独自開発されたマイクロレーダーチップとアルゴリズムを用いて、次世代の人体センサリングを実現するNeteera社は、個人の重要なバイタルサイン・マトリックスを電子医療記録と統合することによって、途切れることなく非接触で提供することを可能にする。病院などの医療施設や介護施設、および一般家庭内で新世代の人間モニタリングシステムを実現する。
あらゆるデバイスから超音波検査結果にアクセスできるユニークな製品を開発するiNNOGING Medical。今日の超音波検査における課題である、医師が検査中に立ち会うことが少ないことが原因で起こる、診断中に見られるデータの損失を解決する。同社のプラットフォームを使うことで、任意の超音波装置からのデータを実際の超音波検査のように操作、分析、評価し、スキャン領域を3D画像に変換することができるという。
弊社では、日本企業様のデリゲーションツアー運営も承っております。
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