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イスラエル発 糖尿病を治す人工膵臓開発

*この記事はISRAEL21c-Uncovering Israelの記事を日本語に翻訳して作成しています。

イスラエルスタートアップBetalin Therapeuticsが革新的な人工膵臓を開発しており、現在治療をさらに最適化し、FDAへの新薬申請の提出を完了し、臨床試験を開始するために資金を調達しているところだという。

同社が開発している人工膵臓 Engineered Micro Pancreas (EMP)は、絶えず血糖値管理とインスリン療法を必要とする最重症型の糖尿病患者を助けることを目的としている。インスリン依存患者は世界で1億6千万人いると言われている。

EMPは、局所麻酔のみで皮膚の下(通常は下肢)に埋め込むことができ、血管系にすばやく付着する。このプロセスには1時間もかからないという。

1回の移植あたり50,000ドルの価格が予想されるが、おそらくそのほとんどは保険でカバーすることができる。「現在の糖尿病関連治療やインスリンのコストは非常に高いので、政府や保険会社は飛びつくでしょう。」とCEOのKunicher氏は推測している。

Betalin は、イスラエル最大のライフサイエンス業界イベントである2017 MIXiii Biomedカンファレンスで医薬品部門でトップの座を獲得した。

*ISRAEL21c-Uncovering Israelの原文を読む。