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患者の発声をもとに可能なCOVID-19患者の遠隔管理

*この記事はNoCamels.comの記事を日本語に翻訳して作成しています。

 

Cordio Medical社が開発した音声ベースの分析技術が、HaifaのRambam病院で試験使用されている。これはスマートフォンアプリを通して得られた音声に基づいてCOVID-19患者の状態を遠隔で管理、診断するというものだ。

 

この技術はHearO technologyというもので、元々心不全患者のモニタリングに使用されていたものだが、隔離入院する必要のあるCOVID-19患者にも有効であること分かったのだ。

 

HearOは、患者の話し声を分析し、肺の液体貯留を感知したり、悪化を予測し警告したりすることができる。つまり肺水腫を伴う両側性の肺炎に特徴づけられるCOVID-19患者の症状悪化の過程も患者本人が気付くよりも早く感知できるというわけである。

 

このシステムは入院患者だけでなく、退院し自宅待機になった患者の遠隔管理にも使用されるだろう。

 

CordioのメディカルディレクターChaim Lotan教授は、「統計的予測では、数週間以内に、イスラエルのコロナウイルス患者は数万人まで増える。その中でランバン病院の支援を受けこのシステムの効率を証明できれば、約2か月で完全に機能するネットワークを構築することができる」と述べる。

 

 

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