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AION Labsが『標的治療抗体の最適化』インキュベーションプログラム公募を開始

イスラエルに本拠地を置くAION Labsとドイツの独立研究機関BioMed Xは、生物医学者と投資家向けに『分子標的薬のAIによる設計と最適化』に焦点を当てたスタートアッププログラムの第3回グローバル公募を開始した。

AION Labsは、アンメット・メディカル・ニーズと医薬品研究開発の課題を解決するために、クラウドを活用しながらAI技術や計算科学の駆使を進める世界初の医療イノベーションラボだ。この組合は、Israel Innovation Authorityがライフサイエンス領域を今後成長の可能性が高く投資の重要な分野と位置づけ、2020年12月に政府入札に応募した結果、誕生したものだ。

AION Labsのアライアンスパートナーである製薬多国籍企業からはAstraZenecaMerckPfizerTevaらが名を連ね、Israel Biotech FundAmazon Web Servicesがスポンサーとなっている。Israel Innovation AuthorityとDigital Israel Officeは、AION Labsの新しいスタートアップ・チームが結成された後、スポンサーとして支援する予定だ。

今回の公募については、プロジェクト提案書の提出と事前選考の後、イスラエルのRehovotで行われる5日間のイノベーション・ブートキャンプに招待される。選抜された科学者チームは、新たなスタートアップを設立するため、全額出資のインキュベーション期間(最長4年間)を通じてトレーニングと指導を受けることになる。