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Fintechスタートアップ向けのシェアリングオフィス・rise

今回はスタートアップとは切っても切れない空間、シェアリングオフィスの一つriseを紹介します。

 

テルアビブの中心あたりにあるSamurai House in Israelから歩いて、すぐのところに一際オシャレなMINDSPACEという7階建のビルがあります。ここビル丸々がコーワーキングスペースという代物。テルアビブの他にベルリンやミュンヘンにもあります。

 

紹介させていただくriseはこのビルの中に入っているまた別のコーワーキングスペースです。riseはテルアビブ以外にロンドン、マンチェスター、インド、ケープタウン、ニューヨークやリトアニアの計七ヶ所存在する。テルアビブオフィスは2016年4月にオープン。

 

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ビル内のツーフロアにオフィスを構えており、イベント施設も併設しています。

 

一番の特徴はイギリス・ロンドンに本拠を置く国際金融グループのBarclaysグループが運営しており、入場可能なのがFinTech企業に焦点が絞られているという点だ。というのも、riseのミッションが「FinTechスタートアップと銀行を繋げ、イノベーションエコシステムを作る」だからだ。現在は10社のフィンテックカンパニーがオフィスを構えている。

 

オフィスやスタジオを使用する期間は月切りで決めることが可能で、月8000ILS (約240,000円)でパーソナルオフィスを借りることが可能で様々なバリューが享受できる。FinTechコミュニティやアイデアを形成したり、実際にFinTechのスタートアップに対してメンタリングやファシリテーティングをするアクセラレータープログラムもある。銀行側からのテクノロジー例えばクレジットカードテクノロジーやペイメントシステムなどをスタートアップに提供している。そして、このコーワーキングスペースによってメリットが享受できるのはスタートアップだけではない。

 

銀行側もFinTechを導入していく上で将来的にパートナーとなっていくであろうスタートアップを発見したり、共に成長していくことが可能だ。そのような場所を空間の役割を果たすためにriseはグローバル銀行とFinTechスタートアップ同士を積極的に紹介している。またそのようなエコシステムを育むプログラムも実施している。

 

併設されているイベントスペースでは毎晩何かしらのイベントが行われている。例えば、コーディングイベントやスタートアップ向けのマーケティング講座、そしてBarclaysのアクセラレターが実際に赴きプログラムを行ったりしている。ちなみにスタートアップ企業がイベントを行う時には無料で貸し出しされているそうだ。

Samuraiのハッカソンも今回このイベントスペースを使用させていただいた。めっちゃ綺麗でした、有難や〜。

 

 

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今回インタビューに協力していただいたrise, Community ManagerのIlana Fassさんありがとうございました!

 

インタビューをするにあたり、Ilanaさんは「エコシステム」という言葉を何度も繰り返されていました。企業だけでなく空間にストーリー性を持たせることも非常に大事だということを痛感しました。

 

(追記)

本記事公開後、riseさんにシェアしていただきました。ありがとうございます。

https://www.facebook.com/thinkrisetlv/posts/1926779067553455