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イスラエルで開発されたNASAの素材をRambam Medical Centerで使用

*この記事は NoCamels-Israeli Innovation News で作成されたものを翻訳しています

Rambam Medical Centerのイスラエルの外科医が、最近、成功した2つの整形外科手術で、イスラエルの科学者とアメリカのNASAが共同開発した素材を使用したという。

ジェットベアリングにおける鋼の代用品として元々作られたポリマー性のバラストであるその素材は、最初に、股関節骨折を罹患した60代女性の股関節置換術で3ヶ月前に使用され、最近では40代後半女性の膝関節手術で使用された。両方の外科手術はRambam Health Care Campusの整形外科部長兼、Technion-Israel工科大学の講師であるDoron Norman教授に見届けられ、Daniel Levine医師によって行われた。

ポリマーバラストは、その開発者によれば、「自己遮蔽性、耐熱性、耐摩耗性、高強度、軽量」を備えており、緩みや割れに対しても復旧力があり、宇宙産業だけでなく医療界にとっても理想的である。

ポリマー※イメージ画像ポリマー※イメージ画像

 

 

 

 

 

 

 

 

科学界ではMP1として知られているこの素材は、MMA Tech と呼ばれる生体材料用に焦点を当てたNahariyaを拠点とするイスラエルのスタートアップのCTOであるAlisa Buchman氏とMMA Tech の取締役会のメンバーであるポリマー科学者のRob Bryant氏によって共同開発された。

Levine医師は、この素材は「まだ実験段階にあるが、それにもかかわらず、既存の素材よりも優れた結果をもたらす資質を有する」と述べた。

Buchman氏は、ヨーロッパ全域の科学者および医学界が、この物質の開発に強い関心を示していると言った。 MMA Techは、成功した事業の結果、最近、これからの継続的な開発のために欧州委員会から150万ユーロ、すなわち約180万ドルの研究助成金を受領した。

膝関節および股関節に加えて、MP1を歯科用インプラントに適用したり、外傷による骨折および癒合を治療する際に、現在、爪および入れ歯を入れ換える開発をされたりしているところだ。

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