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イスラエルのバイオテクノロジー分野の視界は良好

*この記事はISRAEL21c-Uncovering Israelの記事を翻訳して作成しています。

 

イスラエルは医療機器、バイオファーマ、治療薬、診断薬、デジタルヘルスのライフサイエンス分野で約1,350社の活躍を誇っている。

2018年のこの主要イスラエル部門はどうなっていくのであろうか。

 

Israel Advanced Technology Industries (IATI)2017年末の報告書によると、イスラエルの活気あるライフサイエンス企業の38%が収益を上げる段階にある。医療機器、治療薬および医療ITは最大のサブセクターである。

IATIは、イスラエルのライフサイエンス分野の革新のために中国からの関心と投資が増加している、と見ている。これは、中国が、高齢者の数が膨大になってきていることと都市人口の増加にうまく対応するためである。

ライフサイエンスの株式は60銘柄がテルアビブ証券取引所に上場し、海外市場にも21件が二重に掲載されているが、しかし、IATIは、医療機器の市場シェアが2014年の53%から、2016年に42%に低下したと指摘している。

Boston Scientific Cardiology Divisionの元社長兼ライフサイエンスの起業家であるMike Berman 氏は、 「2018年に劇的に変わることはないが、復活できる。」と述べた。

 

イスラエルの医療機器部門には、収益が1000万~3億ドルの中堅企業と同様、数百社ものスタートアップがあるのだが、イスラエルが長い間ビジネスに参入していなかったために医療機器の大企業はいまだ存在しない。

それにもかかわらず、バーマンが理事を務める9つのイスラエルのライフサイエンス企業のうち、8つは医療機器を開発しているのだ。(Mazor Robotics, Angioslide, Cardiosonic, Clearcut Medical, Endospan, InspireMD, PulmOne、そして SoniVie)

また、9つ目の会社であるOwlytics Healthcareは、個別のデジタル医療空間に介入している。

 

イスラエルのバイオメドCEOのためのテルアビブ大学のLahav Executive Educationでの「医療技術の革新:アイデアから商品化へ」と題された最近の3日間の講義の講師であったBermans氏が、地元の産業について明るい印象を残している。

というのも、「イスラエルの現場は、医師や技術者による非常に独創的で常識にとらわれない考え方が特徴だ。彼らは、平均的にアメリカの企業よりもやや大胆で、資本効率も高く、米国の企業より百万ドル多く収益を上げるだろう。活気にあふれた才能の生態系が、ここでデバイスやコア技術を設計する上で発展してきたのだ」とBerman氏は述べる。

 

 

イスラエルのバイオファーマ企業のこれからは特にバラ色に見える。

イスラエルの輸出・国際協力機関によると、2016年のイスラエルからの医薬品輸出は、69億ドル(イスラエルからの産業輸出額は440億ドル)に達し、2015年の1.5%増加である。

「バイオテクはここ10年間、盛んに発明され、腫瘍学やその他の領域でイノベーションを推進する発見を生み出してきた。本当に成功した企業は、Kite Pharmaのように多くの資金を獲得している。」とBerman氏は述べる。

RehovotのWeizmann Institute of Scienceからライセンスされた技術から紡ぎ出されたKite(カリフォルニア州に本拠を置く個人事業化された癌免疫療法会社)は、昨年8月にGilead Sciencesによって119億ドルで買収された。

テルアビブのIVCリサーチセンターは、財政的に今年の主役になる可能性が最も高いイスラエルの生命科学企業として、2つの腫瘍学生物製剤会社NovocureGamida Cellを選んだ。

 

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