*この記事は NoCamel.com の記事を日本語に翻訳して作成しています。
Oramed
Nadav Kidron氏率いる、Tel Avivを拠点とする臨床段階の製薬会社 Oramed は、従来のインスリン注射を、経口投与のインスリンカプセルに置き換えようとしている。
同社の Protein Oral Delivery(POD)技術は、経口投与のタンパクを、消化管内の酵素の影響から守り、血流へのインスリン分泌を制御している肝臓にスムーズに届けることを可能にしている。カプセルは、最も酸性が強い胃の中でも無傷でいられる表面コーティングによって守られている。
このカプセルは2018年11月現在、Ⅰ型糖尿病とⅡ型糖尿病の両方について US Food and Drug Administration(FDA) の高度な臨床試験が行われているところだ。
10月には、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の治療における経口インスリンカプセル剤、ORMD-0801の3ヶ月間の準備臨床試験に患者を初めて登録したことを報告した。
Study: https://www.oramed.com/oramed-completes-over-50-randomization-in-its-pivotal-90-day-clinical-study/
Betalin Therapeutics
2015年に創設された Betalin Therapeutics は長い時間グルコースを制御するインスリンを一定レベル分泌し続ける“人工微小膵臓(EMP)” を開発した。インスリン注射に頼らない方法だ。
本質的には組織由来の “微小な足場”であるEMPは、採取した膵島と採取した細胞を支えるための独自の生物学的微小環境の組み合わせである。
このEMPの技術は、エルサレムのHebrew University 細胞・発生生物学科のEduardo Mitrani教授が、James Shapiro教授と協力して開発した。
2018年3月、同社は中国であったthe Xi’an International Entrepreneurship Competition 2017 で2位となり、10万ドルの賞金を受け取った。
昨年、FDAにpre-pre-IND(Investigational New Drug)申請を提出し、治療を最適化し、FDAに提出し、臨床試験に進むための資金を調達し始めた。
DarioHealth
DarioHealthは、膨大なデータを利用して、糖尿病の自己管理が行えるデバイスを提供している。
同社の製品である Dario Blood Glucose Monitoring System はポケットサイズの機器で、Dario Smart Diabetes Management app と連携し、血中グルコース濃度の測定、記録、追跡を行う。また炭水化物の摂取、インスリン薬の服用、身体活動も計測する。
このアプリは、GPSを備えていて、薬剤師が、高血糖出現時に患者と連絡を取ることを可能にしている。
GluCoMe
2013年に Dov Moran氏と Yiftah Ben Aharon氏によって創設されたデジタルヘルスの会社 GluCoMe は、患者への治療や医療従事者を効率化する糖尿病管理に全般的に取り組んでいる。
同社の糖尿病のデジタルプラットホームは、スマートグルコースモニター、インスリンペン、モバイルアプリ、そしてクラウドを土台とした糖尿病のデジタルクリニックから成る。
2018年4月に、ノルウェーの電子カルテ(EMR)企業DiaMan ASと提携し、約700万人が糖尿病を患っている中央アメリカでGlucoMeデジタル糖尿病治療ソリューションの発売を売り出したと発表した。
今年の初めに、同社はインドの糖尿病診療所のネットワークであるApollo Sugarが同社の機器を新しい全国糖尿病在宅ケアプログラムに統合し始めたことを発表した。
GlucoMeはCEマークを取得しており、FDAの承認を目指している。プラットホームのいくつかの臨床試験が世界中で進行中である。
Cnoga Medical
2004年に Joseph Segman博士が起業したCnoga Medical は、医療的な管理とクラウド上の情報の処理を促進する製品に特化している。
従来の、糖尿病患者が1日に何回も行う血糖値測定のための指先穿刺に伴う苦痛を軽減する目的で、同社は、痛みなしの血糖値測定機器を開発した。
この機器は、使用者の指の色調変化を観察することにより血糖値を光学的に計測するカメラを使用している。
VOTIS Subdermal Imaging Technologies
2017年に創設された Votis Subdermal Imaging Technology は、糖尿病患者の足の末梢血管障害や関連病変をスクリーニングする機器を開発した。
赤外線および近赤外線が足に向けられ、結果が測定される。その後、その情報はクラウドを介してリモートサーバーに送信され、同社独自のアルゴリズムが、その情報を足の中の生理的パラメータを表す3次元マップに変換する。そして、人工知能/機械学習コードが診断分類および予後診断を実行するのだ。
VOTISデバイスは非侵襲的で非接触で、放射線には基づいておらず、AHA、アメリカ糖尿病協会、その他の主要医療機関のガイドラインと機能的に一致している。
VOTISは血行再建術の間に使用する周術期システムも開発している。
VOTISプラットフォームテクノロジーは、ニューヨーク市のコロンビア大学からデータを取得するためのライセンスを受けており、そのデータを使用して足の完全性を評価している。
Merrill Weber氏が率いる同社は現在開発段階にある。
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