IoT・センサー

遠隔医療デバイススタートアップTytoCareが$25Mの資金調達

*本記事はNoCamels-Israeli Innovation News で作成されたものを日本語に翻訳しています。

 

遠隔で家庭でも出来る検査デバイスとサービスを開発しているイスラエルのスタートアップTytoCareが直近で$25Mの資金調達をしていることが分かった。

今回のラウンドではこれまでの投資家とPing An Global Voyager FundCambia Health SolutionsWalgreensOrbimedFosun PharmaLionBirdなどの新たな投資機関より調達したようだ。それに加えて、アメリカのJohns Hopkins Universityと共同で設立されたイスラエルで初めてのデジタルヘルスファンド Qureも名を連ねている。

TytoCareは次の数ヶ月にラウンドを延長させ、$28Mにまで追加の資金を調達するという選択肢もあり、アメリカでのマーケット拡大の予算へ投入すると見られている。2016年後半にFDAが承認され、2017年初頭にプロダクトをローンチして以降アメリカのヘルスシステムでの地位を築いてきた。また、アメリカ以外、特に中国への進出をPing An Groupとパートナーシップを組み試みている。

TytoCare

2012年設立。Cラウンドで合計$45.6Mの資金調達。モバイルヘルスデバイスとプラットフォームの開発を行っている。誰でも自宅で遠隔医療が受けることができるデバイスTytoHomeは、先端の器具を取り替えるだけでこのひとつのデバイスで心臓、肺、耳、肌、喉、体温などの包括的な簡易検査を行い医師のもとにデータを送信することが可能。画面に表示される指示に従うだけで一般の人でも簡単に自宅で検査を行うことができる。医師向けのプロダクトTytoProではモバイルヘルスプラットフォームということもあり、TytoCareのクラウドでデータを管理、実際に遠隔で検査、診断し処方箋を出すことが出来る。

 

[NoCamels-Israeli Innovation News の原文を読む]