イスラエル最大の病院「Sheba Medical Center」に導入されている配送ロボットは
バックヤード・廊下・エレベーターを走行して治療に必要な医薬品を指定の病棟に届けます。
シェバ病院ではメンテナンス用のトンネルや
患者も使用する廊下や通路やエレベーターなど
必要に応じて様々な道の走行が可能です。
現在は腫瘍学部門での化学療法薬の準備でのみ使用されていますが
最終的にはシステムを拡張し
ロボットが常にすべての部門に医薬品を運べるように整備する意向を示しています。
「このロボットは医薬品を輸送するために人間を必要とせず
同時に速度と効率を高める非常に魅力的なソリューションです。」と
Sheba Medical Centerの臨床薬理学のディレクターを務める
Ronen Loebstein氏は言います。
このロボットはイスラエルのスタートアップである
Seamless Vision社によるもので
現在、国際的な販路の拡大を目指しています。
同社のCEOであるAmirNardimon氏は
「ロボットによる医薬品のデリバリーシステムはすでに存在しますが
複雑な屋外でも走り、比較的平坦な屋外でも走行できるため
他のシステムよりも優れている」と述べています。
ロボットには4つの車輪と電気エンジンがあり
バッテリーは6〜8時間の連続使用が可能で
ロボットはタスクの合間に自動で停止し、ワイヤレスで充電します。
医薬品を収納するボックスは4℃で冷蔵され
許可がない限り薬を取り出せないようにロックがかけられているため
薬品の権限がない人は中身を取り出すことができません。
病院の主任薬剤師であるAnde Lazarovich氏は
次のように述べています。
「ロボットによって自動化されたシステムにより
複数のロボットが必要に応じて医薬品を輸送できるため
今後は患者が待つ時間がどんどん短縮されます。」
Seamless VisionのHPでは実際に動くロボットが見られるので
ぜひ覗いてみてください。
※こちらの記事はThe Times of Israel の記事を翻訳して作成されています。