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ヘルスケアに革命を起こす!スマホデバイス13選

今回はスマートフォンを使用したヘルスケアサービスを13個紹介します。

今や圧倒的な普及率を誇るデバイスとなったスマートフォン。

そんな生活に溶け込んだデバイスを
利活用したイスラエル最先端のヘルステックをご紹介します。

13社目は弊サイトの読者なら知っているあの有名企業です!笑

1.EVA system(MobileODT社)

MobileODT社のHPより引用

MobileODT社が提供するこちらのシステムは
スマートフォンの内蔵カメラを使用して
子宮頸がんをスクリーニングすることを目指して開発されました。

子宮頸がんは、世界で4番目に多い癌で
一部の地域では女性で2番目に多い癌と言われています。

社会起業家であり、本システムの開発を行ったBeery氏は
「スマートフォンが医療機器のコアプラットフォームであることで
理にかなっている要素はいくつかあります」と言います。

そしてその理由について下記のように続けます。

「最大の特徴は、地球上のほぼ全ての人が使い方を知っているということです。
そのため従来困難であった医療機器のトレーニングが簡単になります。
これにより、農村や発展途上の地域であっても効率的に拡大できるため
高価な医療機器を導入せずとも処置が可能となる世界を実現できます。」

EVA systemのシリーズには、子宮頸がんのスクリーニング、子宮頸がんの検査
性的暴行を法医学の観点から観測するなど、様々なデバイスが含まれています。

そして現在、MobileODTのEVA systemが提供するデバイスは
全世界30か国以上で使用されています。

本サービスはスマートフォンを利用した
ヘルスケアにおいては先駆的な存在であり
医療機器にスマホを組み合わせるという設計思想を
よく表している機器と言えます。

2.Binah.ai

Binah.ai社のHPより引用

Binah.ai社が提供するソリューションは
患者のバイタルサイン
(心拍数、心拍変動、精神的ストレスレベル、酸素飽和度、呼吸数など)を
スマホカメラを用いて2分で測定することができます。

カメラがバイタルを測定する機器は
昨今ではさほど珍しいものではなくなりつつありますが

本テクノロジーが他と比べて優れている点は
被写体の動きや撮影環境(光の当たり方)をAIが補正し
あらゆる年齢、性別、肌の色をサポートしているという点です。

これにより見過ごされがちな微細な変化も検出できます。

Binah.ai社は東京にもオフィスを構えており
現在いくつかの国のヘルスケア業界と協業を進めています。

3.Healthy.io

Healthy.io社のHPより引用

2013年に設立されたテルアビブを拠点とするHealthy.io社は
スマートフォンカメラの画像処理機能を活用して

腎臓機能、創傷管理、尿路感染症、尿検査の
4つの医療検査を在宅で行うことを可能にしました。

そしてその結果が即座に臨床医に送信される仕組みになっています。

米国と英国のHealthy.ioのパートナーには
全米腎臓財団、国民保健サービスが含まれており
欧米でも注目されていることが伺えます。

4.K Health

K Health社のHPより引用

K Health社は、24時間年中無休で医師にアクセスできる
無料の症状チェッカーを提供しています。

米国本土48州の理事会認定医師によるアドバイスを
月額29ドルで24時間年中無休で提供し
現在では約600万人のユーザーがいます。

スマートフォンさえあればユーザーは自由に
医師とメッセージでやり取りをすることができます。

またAIを活用した症状チェッカーアプリを使用すると
外出先でも無料で処方箋を入手することができます。

これにはプライマリケア、緊急医療、メンタルヘルス
小児医療(およびCovid関連サービス)のすべてが含まれています。

5.Sweetch

Sweetch社のHPより引用

Sweetch社は、個人のスマートフォンや
その他のデバイス上で計測された数百万のデータを用いて分析を行い
各個人に合った慢性疾患の予防措置と
体調管理方法を提供してくれるモバイルベースのサービスです。

テルアビブに本社を置くSweetchは、すでに世界中の国々で使用されています。

6.Montfort

Montfort社のHPより引用

Montfort社はテクノロジーと神経学とを橋渡しするサービスを展開しています。
これにより標準的なスマートフォンを
パーソナライズされた神経医学の検査装置に変えます。

具体的にはスマートフォンのセンサーとAIを駆使して
パーキンソン病、ハンチントン病、不安、うつ病、Covid-19感染後の
神経症状などの状態を早期に診断することができるアプリを提供します。

これはアプリ内で患者が受けたテストに基づいて分析が行われます。

テストでは、運動(バランス、歩行、震えなど)
認知(記憶、応答時間、パターン認識)
気分指標の3つの次元で健康状態を測定します。

これらの測定値を生理学的記録の4次元データ
(遺伝学、脳スキャン、ウェアラブルデバイスからのデータ)と
複合的に分析して全体像を把握します。

7.Nonagon

Nonagon社のHPより引用

Nonagon社はスマートフォンを用いた
遠隔医療デバイスとしてFDAとCEの承認を得ています。

4つの組み込みセンサーがユーザーのスマートフォンと連動して
合計9つの検査のデータ(下記)を測定します。

  • 聴診器のチェック(肺、心臓、腸の音)
  • 耳の耳鏡検査
  • 酸素測定器(脈拍数と飽和度)
  • 体温計(体温)
  • カメラを使用した喉と皮膚のテスト

臨床データはリアルタイムで医師に送信され
ほぼ即時の診断、紹介、または処方が可能になります。

8.TytoCare

TytoHome社のHPより引用

TytoHome社が提供するリモート試験デバイスでは
遠隔地からでも診察をリアルタイムでの制御を可能にします。

たとえば、聴診器アダプターを制御して肺や心臓の音を聞いたり
耳鏡アダプターを使用して耳の診察をしたりできます。

診断をした後は処方箋を送ることもできます。

9.OneStep

OneStep社のHPより引用

テルアビブにオフィスを構えるOneStep
スマートフォンのセンサーを使用して
包括的な歩行分析を提供する理学療法アプリを開発しました。

スマホを持ち、所定のエクササイズをしている間
このアプリは、歩行と全体的な可動性を評価し
理学療法士が24時間患者とコミュニケーションを取り
効果的な治療を提供できるようにします。

10.Lumen

Lumen社のHPより引用

Lumen社が提供するデバイスでは
ユーザーがスマートフォンで自身の代謝を分析および監視できます。

呼吸交換率に基づいて、体の現在のエネルギー源
(脂肪または炭水化物)を1から5のスケールで明らかにします。

このスコアは、ユーザーが毎日の食事と身体活動を調整するのに役立ちます。

11.MindReset

MindReset社のHPより引用

MindReset社が提供する本アプリでは視線追跡技術に基づいて
うつ病、トラウマ、不安、ストレス、
その他の感情的な引き金に対する反応を「リセット」するのに役立ちます。

スマホカメラのアイトラッカー機能で
ストレストリガーを示す眼球運動のパターンを検出します。

ユーザーはアプリの使用中に治療効果を生み出す
特定のタスクを目で行うように指示されます。

アプリの開発に用いられた方法はユニークで
昨年11月にジャーナルFrontiersでも公開され
世界的にも注目を集めているようです。

今後は燃え尽き症候群や学習に対する感情的な障壁など
別の症状にも対応できるような方法を研究していると述べています。

12.Neuralight

NeuraLight社のHPより引用

NeuraLight社が提供する本サービスは
スマホでキャプチャされた眼のメトリックデータを使用して
AIが医薬品開発と患者モニタリングを改善し
神経障害のある患者に精密なケアを提供しています。

医師はまず患者の眼球運動を5分間録画します。
その後、人工知能と機械学習が映像を解析し
眼球運動の背後にあるものを解読します。

この概念は、過去20年間の科学的研究に基づいており
さまざまな眼球測定測定値と、神経変性および精神障害に苦しむ患者の
神経学的状態との相関関係を示しています。

13.Cordio Medical

Cordio Medical社のテクノロジーは
患者の声を通じてうっ血性心不全に関連する水分の蓄積を感知し、発症の危険性を察知できます。

この非侵襲的な監視ソリューションは、機械学習で強化された音声信号処理に基づいています。

ユーザーがスマートフォンアプリに話しかけると、アルゴリズムにより
ほぼリアルタイムの監視と状態悪化の早期検出が可能になります。

このシステムはAIが常に調整を行っており、患者の声を学習し
より正確な分析結果を提供してくれます。

過去に弊サイトでも取り扱っていますので
詳しくは下記の記事をご覧ください!

以上13社がスマートフォンを用いた
ヘルスケアを提供しているイスラエルの代表的な企業です。

あなたはいくつ知っていましたか?

(こちらの記事はIsrael 21cのサイトの翻訳をもとに制作しております。)